スプレッドはFXの実質的な手数料であり、なるべく低く抑えて取引したいと考えるトレーダーは多いでしょう。
GMOクリック証券のスプレッドは業界最狭水準といわれており、さらに、取り扱いのある大半の通貨ペアのスプレッドは、取引時間内であれば原則固定で利用できます。
しかし一方で、スプレッドの「開き」が急に生じたり、または頻繁に発生することもあり、決済のタイミングがつかめないといった不満の声もあるようです。
この記事では、GMOクリック証券のスプレッドに関する口コミ・評判の紹介と、スプレッドの基礎知識や注意点について解説します。
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GMOクリック証券のスプレッドに関する口コミ・評判
GMOクリック証券のスプレッドに関する口コミ・評判は、スプレッドの「開き」についての賛否が目立ちました。
良い口コミ・評判
まずは、良い口コミや評判について紹介します。
基本的に主要通貨ペアのスプレッドは狭いので問題ないです。
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スプレッドは、一般的というか平均的で開きは少ない。
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主要通貨ペアのスプレッドは業界内でもかなり狭い方なので、取引回数が多い人にはオススメです。
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かなり狭めだと思う。早朝にはスプレッドが6.4銭とかになってビックリするが、朝7時位には大抵は0.2銭に戻る。そして日中は安定しているので、とっても良い。
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良い口コミや評判には、スプレッドの狭さに満足している意見が見受けられました。
そもそも、スプレッドは売値(Bid)と買値(Ask)の差額であり、その差額が「狭い」ほど取引コストを抑えることができます。
GMOクリック証券のスプレッドは、業界最狭水準です。
実際に、主要通貨ペア・人気通貨ペアについて、人気のFX会社が発表しているスプレッドと比較しても、狭いことがわかります。
FX会社 (クリックで公式サイトへ) | 米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | 南アフリカランド/円 | メキシコペソ/円 | ユーロ /ドル |
GMOクリック証券 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 0.7銭 | 0.9銭 | 0.2銭 | 0.4pips |
DMM FX | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 0.8銭※ | 1.0銭 | 0.2銭 | 0.4pips |
みんなのFX | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 0.7銭 | 0.9銭 | 0.3銭 | 0.3pips |
外為どっとコム | 0.2銭 | 0.4銭※ | 0.9銭 | 0.5銭※ | 0.7銭※ | 0.3銭※ | 0.2銭 | 0.3pips |
MATSUI FX | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.4銭 | 1.2銭 | 0.4銭 | 0.1銭 | 0.4pips |
・※はキャンペーン中のスプレッド値
・各社、原則固定スプレッドの適用
悪い口コミ・評判
つぎに、悪い口コミや評判について紹介します。
スプレッドが頻繁に開く。朝7時前後と.00円前後での開きがひどくスキャルピングでやってる身としては、スプレッドが開いたり縮まったりコンマ何秒かで頻繁に切り返されるのでとても決済できないのがすごいストレス。
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本日9:20前後、ドル円のスプがいきなり1.4に変わりました。しばらくそのままになり、おかげで損切り。指標があった訳でもなく、この会社は他社と比較して結構安定している所でしたがびっくりです。
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スプレッドは他の口座と同時に開いてみていると、安定している時もありますが、よそが開かないのに開く時もあります。
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ツール類は非常に好評価なGMOクリック証券ですが、大きな問題が1点。それはスプレッドです。他社同様、0.3銭から0.2銭に下がったのですが、これは見せかけで、相場が動くと早朝でなくともスプレッドがパカパカ金魚の口の様にひらきます。
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悪い口コミや評価には、スプレッドの急な開きの発生や、頻度について不満の意見が多くありました。
GMOクリック証券のスプレッドは、取り扱いのある通貨ペア20種類のうち、19種類は原則固定スプレッドが適用されています。
原則固定スプレッドとは、決められた時間帯において、スプレッドの幅が一定の水準で固定される仕組みです。
しかし、完全固定ではないことから、時間帯や相場急変などが影響してスプレッドが急に開くことや、または頻繁に開くこともあるため、注意が必要です。
また、水準より狭くなることがない点も、原則固定スプレッドの特徴として理解しておきましょう。
スプレッドの基礎知識
スプレッドは、通貨の売値(Bid)と買値(Ask)の差額のことで、売値より買値が高くなります。
多くのFX会社は取引にかかる手数料を無料にしていますが、通貨の売買価格の差額分は、トレーダーが負担しなければなりません。
このため、スプレッドは、FX取引における実質的な手数料として認知する必要があるのです。
スプレッドは、取引回数が多いほど影響が大きくなるため、特に秒単位や分単位で取引をするスキャルピングトレードをおこなう人は、気をつけたいコストでしょう。
スプレッドの単位
スプレッドは、pips(ピップス)という単位で表現されます。
pipsは、FX取引において異なる通貨ペアの値動きや利幅の単位でもあり、国内外問わず統一して使われる通貨価格の最小単位です。
1pipsの単位の大きさは、通貨ペアに円を含むか含まないかで異なります。
- 円絡み(ドル円・クロス円)の通貨ペアの場合
⇒1pips=0.01円=1銭 - クロス円以外の通貨ペアの場合
⇒1pips=0.0001通貨単位
円絡みの通貨ペアの場合、円には銭という1/100の単位があるため、1pips=1銭となります。
一方、円を含まない通貨ペアの場合は、たとえばユーロ/ドルの通貨ペアであれば、1pips=0.0001ドルです。
FX取引ツールのプラットフォームでスプレッドを見るときは、レートの右から2番目(円絡みの通貨ペアは小数点第二位、円を含まない通貨ペアは小数点第四位)の数字がpipsの1の位の数字となります。
スプレッド提示率と配信停止時間
スプレッドの提示率とは、広告で表示された範囲内のスプレッドであった時間の割合のことです。
提示率はFX会社や通貨ペアによって異なり、100%を下回るほど、配信停止される可能性が高まります。
提示スプレッドが広告と異なる要因には、市場の流動性低下や、経済指標の発表などが影響して相場が急変するようです。
GMOクリック証券では、約1か月間の提示スプレッドに関する実績情報を発表しています。
取引の際には、実績情報で提示率や配信停止時間を確認し、多少のリスクも考える必要があるかもしれません。
GMOクリック証券の提示スプレッド等に関する実績情報はこちら
スプレッドの注意点
GMOクリック証券では、取り扱いのある大半の通貨ペアで原則固定スプレッドを適用しています。
しかし、完全に固定されているわけではないため、必ずしも一覧のスプレッド値で取引できるとは限りません。
スプレッドは、次の要因などで開く場合があるので、注意が必要です。
- 震災などの天変地異
- 大企業の倒産
- 各国中央銀行の市場介入
- 権力者の交替などの政変
- 米国東部時間PM5:00前後
- 年末年始
- クリスマス時期
- 米雇用統計などの重要経済指数の発表時
金融市場の休日や経済指数の発表は、あらかじめFX会社のHPや取引ツールのマーケット情報で公表されています。
不利な取引を回避するために、取引時には事前に確認しましょう。
GMOクリック証券のスプレッドに関するQ&A
GMOクリック証券のスプレッドについて、多くの人が気になる内容3つをQ&A形式で紹介します。
Q スプレッド以外の手数料は?
スプレッド以外の取引手数料は、次の4つがあります。
- 口座の開設と維持の費用
- 入金手数料
- 出金手数料
- ロスカット手数料
上記のうち、口座の開設・維持費用と出金手数料は無料です。
入金手数料は「即時入金サービス」と「振込入金」の2種類があり、即時入金サービスは、GMOクリック証券と提携した金融機関から利用する場合は無料です。
しかし、振込入金の場合は、銀行窓口やATM等を利用するため、振込手数料を自己負担しなければなりません。
そして、ロスカット手数料が有料であることも気を付けましょう。
ロスカットは、為替差額が拡大し、純資産額が必要証拠金を割り込むと発生する自動的決済のことです。
GMOクリック証券では、1万通貨あたり500円のロスカット手数料が発生します。
ロスカットが発動される前に、自分で損切り決済をおこなうことで、手数料の発生を回避しましょう。
Q スプレッドが広がりやすい時間帯は?
GMOクリック証券に限らずほかのFX会社でも、早朝はスプレッドが広がりやすいと言われています。
この現象のことを「早朝スプレッド」と呼び、発生する時間帯は日本時間の午前5時~8時頃です。
通貨ペアやFX会社にもよりますが、平常時に比べて2倍から10倍程度に広がります。
また、早朝以外にも、スプレッドの注意点で紹介した要因でも広がる可能性が高いので、時間帯に関係なく注意が必要です。
Q GMOクリック証券の約定力は?
GMOクリック証券は、約定力の強い取引所と言えます。
理由は、長期にわたり運営されており、過去にも有事の際の大相場を乗り切ってきた実績やノウハウをもっていることや、システムのスペックが高いためです。
約定力とは、注文が成立する速さと正確さのことです。
約定力が高いと、注文した価格と実際に注文が通った価格がズレる「スリッページ」と呼ばれる現象が少なく、思ったとおりの取引ができやすくなるため、スプレッドが狭くなります。
約定力の高さは、通貨ペアによって異なるほか、実績やノウハウの多さ、そして取引所が導入しているシステムの強さが大きく影響します。
約定力が低いと、提示スプレッドが狭くても思い通りの取引ができない可能性があるため、約定力にも注目してFX会社を選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、GMOクリック証券のスプレッドの口コミ・評判について紹介したほか、スプレッドの基礎知識や注意点について解説しました。
GMOクリック証券のスプレッドは、狭いという口コミ・評判が多かった一方で、頻繁に開くといった不満の口コミ・評判もありました。
スプレッドは、市場の流動性の低下や相場急変、早朝スプレッドといった要因で、広告に提示されているスプレッドでの取引ができない場合があるため、注意が必要です。
また、GMOクリック証券は、ロスカットになった場合は手数料が発生してしまうため、決済のタイミングに十分気をつけて取引を行いましょう。
GMOクリック証券が導入しているシステムのスペックは高く、特にFX取引ツールのひとつであるスマホアプリ「GMOクリックFXneo」はおすすめです。
画面構成が見やすく、マーケット情報も速報をその場で確認できて注文もおこなえるため、どこにいても情報の確認や取引が可能です。
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